印材としての黒水牛と牛角

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黒水牛や牛角は、印鑑として人気の印材です。
黒水牛はベトナムなど東南アジアの水牛の角を加工した印材です。黒々とした色彩が、大黒天をイメージさせるとして縁起が良いとされています。
印鑑の他にもボタンや箸、アクセサリーとして使われることもあります。

この牛の角、とても硬いものですが、実は皮膚や毛の一部からできていて、主成分はたんぱく質になります。 水辺で暮らす水牛の角だからでしょうか、印材の中でも黒水牛は特に乾燥に弱く、保管には注意が必要です。
まず、太陽光や照明の下に長時間置くことは避けてください。 簡単にヒビ割れを起こしてしまうことがあります。 必ずケースに入れ、金庫などの冷暗所に保管することが大切。 エアコンや冬期の乾燥には特に気をつけ、オリーブオイルなどで手入れする必要があります。

牛角は、かつてはオランダ水牛と呼ばれていました。 別にオランダが原産国であったからというわけではありません。 かつて輸入していたタイがオランダ植民地だったため、名残りからそのように名付けられたのです。 黒色の黒水牛の角に対し、印材が白色をしているため白水牛の名称もあります。

水牛の角は中心の芯(芯持ち)の部分が高級品とされています。
空気が乾燥してくると、この芯の部分に向かってゆがみが生じやすいので、年に一度、特に冬場はオリーブオイルや菜種油などの天然オイルで軽く磨く必要があります。
また、もともとの皮膚や毛から変化したので、稀に虫がつく場合があります。 金庫やタンスにしまう際には、防虫剤を忘れないようにしましょう。

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